商品一覧
私たちのお米づくり
品種の違いと精米方法
大潟村同友会では、主に3品種のお米を生産・販売しています。
また、ご購入時には精米方法もお選びいただけますので、お好みの組み合わせをお申しつけください。
3品種の特徴
それぞれで全く味わいや特徴が違う3品種を取り揃えております。
用途やお好みに合わせてお選びください。
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東北のあきたこまち栽培地域が適している品種でスノーパールという名前も雪国秋田を連想させるお米。もち米に近い粘りを持つ、とてももちもちした品種。
一度冷凍したものを解凍したものでも美味しく食べられるので、多めに炊いて冷凍しておけるというメリットも。その粘り気を活かし、もち米の代わりに炊き込みご飯や赤飯にしても、おいしく食べられます。 -
同友会があきたこまちに並ぶ品種を求めて出会ったお米。品種名のとおり小粒なかわいい見た目の品種で、やわらかくモチモチで甘みのある商品です。
冷めても硬くなりにくい特徴なので、おにぎりやお弁当として、ミルキープリンセスの持つ味を楽しむ食べ方がおすすめ。同友会の中でも農作業の時のおにぎり用のお米として選ぶメンバーが多数います。 -
同友会のあきたこまちは30年近く前の原種を取り寄せ、自家採種し誕生当時の味を再現した「あきたこまちの原点」とも呼べる同友会を代表する品種です。
おかずの味を引き立てる上品な甘さと大潟村の豊かな土壌で育った粒張りの良さが特徴です。どんな料理にも合う飽きのこない味なので、毎日のご飯としておすすめの品種です。
精米方法の違い
大潟村同友会では、籾での貯蔵を基本としています。
お米は生き物ですので、籾の状態で貯蔵しておくことで鮮度を保つことができます。
また、お届け時のお米の精米方法もご注文ごとにお決めいただけます。
精米方法によって、味わいの違いや特徴が変わってきますので、お好みの精米方法をお選びください。
白 米
玄米を白米精米機にかけ、ヌカを取り除きます。
その後、砕米を取り除き白米用の
色彩選別機にかけております。
無洗米
白米部分までは同工程。
その後に無洗米機(同友会では水洗い湿式法といい
水洗い後に乾燥させる方法)にかけております。
玄 米
同友会の玄米は各会員が必要量に応じて籾摺りした玄米を色彩選別機にかけることで、
着色米などを取り除き精選された玄米をお届けしております。
(写真左|精選された玄米、写真中央|はじかれた着色米)
胚芽米
玄米は「ぬか層」「胚乳」「胚芽」からできており、
その玄米から専用の精米機で硬い「ぬか層」を取り除いたものが「胚芽米」です。
大潟村同友会では、玄米を専用の胚芽米機により胚芽部分を80%残した状態の胚芽精米を行っております。
胚芽米と似ている精米に「分づき米」があります。
分づき米はぬかが残っているので白米に比べボソボソしたり、長めの浸漬時間が必要ですが、
胚芽米は食感も炊き方も白米と変わりません!
そのうえ胚芽が残っているので甘みがあり栄養もたっぷりなのです。
同友会のお米が届くまで
大潟村同友会では、毎年おいしいお米をお届けするため、さまざまな手順でお米づくりをしています。
お客様へお米が届くまでの簡単な流れをご説明します。
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同友会の米作りのスタート!種もみを約60℃の熱湯に10分ほど浸すことで、種もみのまわりの雑菌を消毒します。この作業により、農薬を使わない消毒が可能になります。
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苗箱の中に土とともに種もみをまき、ビニールハウスの中へ。約1週間で発芽し苗の成長に合わせた水やりなどを行います。発芽まではドキドキの1週間を過ごしています。
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トラクターで昨年の田んぼの表面を粗く砕いていきます。土が空気に触れることで、根の成長に必要な酸素を土が取りこみます。なるべく天気がいい時を狙い行いたいのですが、天気を選びすぎるとあとで一気に行わなければならなくなったりします。
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田起こしで粗く砕いた田んぼに水を入れて、今度は細かく砕くことで土が泥になり「代(しろ)」と呼ばれる苗を植えられる状態にします。農作業の中でもセンスが問われる作業です。代かきが終わると田植えの準備が整います。
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春作業の集大成が田植えです。4月の種まきから育ててきた苗が田んぼに植わっていき、ほっと一息ではなく・・・植えたばかりの苗が、しっかりと根を張るまで気を抜けません。寒い風に当らないように田んぼの水位を調整したりと、植えてからの2週間ほどが勝負だったりします。
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この期間は稲の生育を確認しながら、田んぼの周りの草刈りで歩き回り、田んぼの中の雑草を取るために歩き回り、1年の半分の歩数を稼ぐことになります。また、その年の天候に合わせた肥培管理を行いながら収穫の秋に向かっていきます。
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半年に及ぶ米作りの総決算の作業です。作業中は稲刈り機からダンプに籾を排出していきながら、去年よりも収穫量は多いかな?少ないかな?と一喜一憂しています。その後、乾燥機に籾を移し、水分を適正値まで落としていくのですが、この作業も乾燥させすぎてしまうと品質に影響が出てしまいますので、なかなか気の抜けない作業になります。
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乾燥の終わった籾を玄米にしていく作業です。この作業をすることで、田んぼに植わっていた時には見えなかったその年の米の品質が見えてきます。同友会では一度に全量を玄米にするのではなく籾で保管し、必要量を玄米にしていくことで品質の維持に努めています。
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お客様にお送りするところまでが同友会の米作りです。単なる作業としてではなく、お客様に届く商品だと意識しながら一つ一つの荷物を出しています。
安心・安全なお米の理由
大潟村同友会は産直会社です。自分たちの作ったお米を安心・安全な形でお客様にお届けするために
様々な検査や認証・設備を用意しております。
誰が作ったか見えるお米
大潟村同友会では自分たちの作った生産者の顔が見えるお米をお届けしております。
お届けまで責任を持つことが私たちの使命です。
肥料や農薬を従来の半分以下で作っています
大潟村同友会では化学合成された農薬や肥料を秋田県内の平均的な栽培方法の半分以下に抑えて作っており、
秋田県農業公社にて検査が行われ認証票が与えられます。(秋田県特別栽培農産物認証制度)
こちらから農林水産省新ガイドラインによる表示をご覧いただけます。(PDFファイルが開きます)
残留農薬検査
収穫後に専門機関へ依頼し、検査結果をHPなどで
お客様へ通知しています。また、こちらからも検査結果
をご覧いただけます。(PDFファイルが開きます)
放射能検査
収穫後に専門機関へ依頼し、検査結果をHPなどで
お客様へ通知しています。また、こちらからも検査結果
をご覧いただけます。(PDFファイルが開きます)
金属検知機
鉄とステンレスに反応し、異物として取り除きます。
クリーンセパレーター
金属検知機で取り除けない細かい鉄を磁石で取り除きます。
お届けまでの鮮度を保つ「脱気真空包装」
袋の中の空気を脱気して包装する形態です。
さらに脱酸素剤を使用することで、お米の酸化・虫・カビ・湿気・臭い移りを防ぎます。
真空包装の注意点
脱気真空包装の確実な効果持続期間は3ヶ月です。また輸送中の衝撃で真空漏れを起こす場合がございます。
商品到着後は全袋をご確認頂き、真空漏れがあった場合は、真空漏れの袋から先にご利用下さい。
(真空漏れがすると、袋がやわらかい状態になります)
また、到着後の取り扱いにより真空漏れを起こすことがあるので、気を付けて取り扱って下さい。
私たちのお米づくり
私たちは、大潟村の自然を大切にし、生産者として
安心・安全・高品質な生産物を真心こめてご家庭にお届けいたします。
ごあいさつ
はじめまして、代表の三留達也と申します。
私たち大潟村同友会は昭和39年に「新生の大地」として誕生した秋田県大潟村へ入植し、お米づくりに励みながら、丹精込めて作ったお米を直接お客様へお届けしたいという強い思いを持った23戸の生産農家が集まり、昭和63年に結成した組織になります。
大潟村へ入植して半世紀、私たちはお客様のお言葉を励みに産直会社として、全国のお客様へお米をお届けするようになって30年になりました。 毎日食べるものだから安全でおいしいお米にこだわり続けています。
私たちは、より高い目標のお米づくりをするために「秋田県特別栽培米」の認定を受けて、20年目になります。一般的な栽培方法より農薬の使用回数と化学肥料を秋田県の基準の半分に減らし、安全でおいしいお米づくりを実践しております。
いま日本では農家の後継者不足が問題になっておりますが、ここ大潟村では数多くの若い後継者が就農しており、家族経営を基本に3世代が仲良く元気にお米づくりに励んでいます。
これからも私たちは設立当初の思いを忘れず、お客様とのつながりを大切に『よりご満足いただける、おいしいお米づくり』に挑戦していきたいと考えております。
大潟村ってどんなとこ?
大潟村は、秋田県の西側ほぼ中央、男鹿半島の東側、
日本で唯一北緯40度、東経140度の交差するところに位置しています。
大潟村はかつては日本第2の湖だった八郎潟を干拓してできた新しい村です。
稲作はもちろんですが、畑作も盛んで、大豆、小麦、小豆、かぼちゃ、にんにく、
アムスメロンなどたくさんの作物が栽培されており、これらを使った特産物の種類も豊富です。
また、村を縦横するソーラー・スポーツラインでのスポーツも盛んで、
日本各地、海外からも訪れる選手も少なくありません。
大潟村の景観は、干拓においてオランダの技術が導入されたため、日本離れした
広大な大地、どこまでもつづくまっすぐな幹線道路とダイナミックな風景が魅力です。
まさに村全体がテーマパークのようで、自然を愛する心と最新農業技術が共存する現代的な村です。